2024年9月に甲賀市へ引っ越してきました。いくつかの行政手続きを行い、そこで感じた不便をまとめます。
狩猟免許取得
狩猟免許を取得するためには、試験を受ける必要があります。その試験を受けるためにまず申請手続きが必要です。ここで一番ネックとなるのは精神疾患等がないかを確認する医師の診断書です。この診断書を書いてくれる精神科医を見つけるのがとても難しいです。初診で予約を取ることの難易度が高く、さらに「〇〇でない」ことを証明することは難しいという理由から、何件もの病院で断られました。できれば例示としていくつかの病院名を挙げてくれていれば助かります。斡旋とみなされることを懸念して、行政ができないのであれば、猟友会がそれを担ってくれるとありがたいです。
狩猟免許取得支援事業補助金
補助金の事前申請、事業報告、振り込み依頼、計3回の書類のやり取りを必要とします。提出書類の書き方もわかりづらく、職員の方が毎回丁寧に窓口で説明しているようです。わたしの提案は、新規取得後の免状を提示することで一律2万円の補助をすることです。それくらい割り切った制度であれば、申請者も窓口の職員も幸せになれます。もっというと、申請する必要がないようにすべきで、マイナンバーカードと紐付け、自動的に振り込まれるような仕組みとなっていてほしいものです。
消防法適合通知書
民泊を実施するために必要でした。消防の方が民泊用の適合通知書を出した前例がありませんでした。まず、どのように扱うべきかの稟議を通すために1週間待ちました。申請のための図面や申請書を提出してからその稟議が通るまで1週間、実際の調査が入るまで1週間、調査完了から適合通知書受け取りまでに1週間かかりました。調べることは寝室と階段に住宅用火災警報器が設置されているかを確かめるだけなのですが、これほどまでに時間を要するのは改善の余地があるのではないかと考えさせられます。
飲食営業許可
窓口での事前相談が必ず必要です。なので窓口の職員負担が大きいです。これはそもそも法規定が明文化されておらず、保健所判断でのルールが多く、それらを申請者が把握できていないことが原因です。細かな規定の明文化が現実的に厳しいのであれば、図面用意を必須にした上でビデオ会議で面談するのもいいかもしれません。やりとりをして分かりましたが、図面があればスムーズに話が進みます。別の方法としては、よくある質問事項を整備して疑問に先回りするのもひとつの案だと思います。職員が使用するチェック項目があればそれを公開するのもよいです。